ABOUT

南米の管楽器ケーナを製作販売しています。竹製ケーナは長良川河畔での採取した女竹と近くの唐竹林で採取したものを2年間乾かして使用しています。E管、D管は唐竹です。木製ケーナは山で伐採した欅、山桜等の原木から製作したものと、外国産の材料を使用しています。全て1品製作のため、仕上げ状態は個々に違いますことを了承くだ
私の作るケーナは、いわゆる南米物と違い、わざと国産の柔らかい材料を使っていまする。何故かというと外国産のケーナはライブ向きというか音も大きくアピール性はあるが、高音のキンキンさが前に出るのだ。その点国産材は柔らかい高音が出る。私は自分の作ったケーナ、神代杉に代表されるように、和ケーナと命名して日本のうたにも合うようなケーナを、製作していまする。
自分のスタイルを確立し柔らかい音色を追求しています。木製ケーナの製作者は国内では少ないですが、殆どの方が汎用旋盤、つまり金属加工用の機械を使用していらっしゃいます。この機械は精度もよくどなたでも使いこなせますが、私が使うのは木工旋盤で、恐らく国内では私だけでしょう。ケーナに限らず国内の木地師さんたちは、木工ろくろか木工旋盤を使われています。木工旋盤では最終仕上げの時、私は心眼で削ります、つまり目を閉じて刃先を感じながら削るのです。目を開けて削るより、心眼のほうがきれいに仕上がります。